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色・色彩について家づくり研究事務所

注文住宅の新築で家づくりする場合、色によってガラリと印象が変わります。色の好みにより選択される色はまちまちですが、基本的なことは確認しておきましょう。

色・色彩について

色相
赤、青、黄色などの色種別を示す。波長が関係する。

明度
明るさの程度を示す。反射率が関係する。

彩度
色の鮮やかさを示す。色の純粋さが関係する。

ここでは、建築に一般的に使用されている、マンセル記号について、説明します。


色相

マンセル色相環


明度

マンセルバリュー 1/ 2/ 3/ 4/ 5/ 6/ 7/ 8/ 9/ 10/
反射率(%) 1.18 3.05 6.39 11.7 19.3 29.3 42.0 57.6 76.7 100

彩度

マンセル色立体

色の心理的効果

寒暖感 暖暑 寒涼
○暖色系 ○寒色系
△高明度 低明度
距離感 近 寝室 遠 後退
膨張 伸縮
○暖色系 ○寒色系
○高明度 ○低明度
重量感
○高明度 低明度
△暖色系 寒色系
興奮・鎮静 興奮 鎮静
○暖色系 寒色系
高彩度 低彩度
強弱感
高彩度 低彩度
硬軟感
寒色系 暖色系

色彩感情の効果

色相
暖色…暖かい・積極的・活動的
中性色…中庸・平静・平凡
寒色…冷たい・消極的・沈静的

明度
高…陽気・明朗
中…落ち着き
低…陰気・重厚

彩度
高…新鮮・はつらつ
中…くつろぎ・温和
低…渋み・落ち着き



色彩感情の効果

色の見え方の特徴
その色を照明する光源の種類や、分光分布、色の面積。
見る方向、背景の色、その直前まで長時間見ていた色によって異なる。

(一) 面積効果
 大きい面積の色は、小さい面積に比べて、明度・彩度とも高く感じる。特に彩度の影響が大きい。
そのため、小さい色見本等で、広い壁色を決める場合、彩度を低めにしたほうがよい。

(二) 照度効果
 高い照度の場所では、明度・彩度とも高く感じる。
外壁を決める場合、面積効果とともに考慮し、彩度・明度ともに低くしたほうがよい。
 低い照度の場所では、青〜青緑色が最も強く感じられる。

(三) 色順応
 光源の色が変わると感じ方が変わるが、目が馴れると元の色に近づいて見える。

(四) 補色残像
 ある色をしばらく見てから、白い壁などに目を移したとき、もとの色の補色が見える。

(五) 色彩同化
 ある色が他の色に囲まれている(挟まれている)時、囲まれた(挟まれた)色が、周囲の色に似て見える。
囲まれた色の面積が小さく、配色された色の色相・明度・彩度が近似しているほど、その効果が強調される。

(六) 色彩の対比
 2つの色を並べた場合や、目を移した場合に、識別作用などに、次のような影響がある

(七) 色相対比
 2つの色を対比すると、色相環の円周に沿って色相が離れてみえる。

(八) 補色対比
 補色関係にある2色を対比すると、お互いに彩度が高まって見える。

(九) 明度対比
 同じ色でも、明度の低い色を背景にした場合、実際の色よりも明度が高くみえ、反対に、明度の高い色を背景にした場合、実際の色よりも明度が低くみえる。

(十) 彩度対比
 同じ色でも、背景色が鮮やかな場合、くすんで低彩度にみえ、反対に、背景色がくすんでいる場合、鮮やかに見える。


色彩の調和

(一) 秩序性の原則
 色彩体系の上で、一定の法則に基づいて秩序的、幾何学関係にある配色は調和する。例えば、補色同士・色相環における等間隔補色の組み合わせ。

(二) なじみの原則
 自然界の色に見られる連続性や変化など、見慣れた配色は調和する。

(三) 共通の原理
 色の感じに何らかの共通性(類似性)がある色同士は調和する。例えば色相や色調に共通性のある色の組み合わせ。

(四) 明瞭性の原則
 色の関係が曖昧ではなく、明瞭な関係にある色は調和する。ただし明度差が少なすぎると、曖昧になる傾向がある。


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